今回は、4月の東証一部昇格銘柄の登場に合わせて、TOPIX買い計算方法を解説していきたいと思います。

東証一部指定が行われると、その株式会社は新たにTOPIX指数の算出に組み込まれます。 世の中には、このTOPIX指数に連動するようにポートフォリオを組む投資機関が存在します。 GPIFや投資信託を運用する投資機関は、パッシブ運用と呼ばれる手法で機械的にTOPIX関連銘柄を売買します(TOPIX連動ファンド)。 新規の東証一部昇格銘柄はTOPIX指数に組み込まれると同時にTOPIX連動ファンドによって買い入れが行われます。 これが、いわゆる「TOPIX買い」という事象です。

個人投資家がTOPIX買いに乗じて儲けを出すには、TOPIX連動ファンドの買い入れインパクトを算出する必要があります。この算出方法についても解説を加えたいと思います。

  1. TOPIX銘柄とパッシブ運用
  2. TOPIX連動ファンドの影響力
  3. TOPIX買いの金額規模算出の方法
  4. TOPIX買いの日