株主優待のタダ取り(2/2)|お金の貯め方を考えるブログ
前回の記事では、株主優待タダ取りについて概要を説明しました。
株主優待では、資金さえあれば様々な特典を受けることができます。
ここでは、前回の続き、具体的な取引の方法を書きます。
まず、流れをおさらいしておきましょう。
①、②については、前回の記事を参考にしてください。
①狙い目となる株主優待を探す。
②株が、信用売り可能であることを確認する。
③信用売り可能であるか検討する。
④株の現物買いと信用売りを両建てする。
⑤権利落ち日を迎えた後に、決済する。
ここからは、③~⑤の具体的な取引の方法についてです。
ちょっと、株の専門的な話になります。
③信用売り可能であるか検討する。
さて、株主優待のターゲットを決めたら、信用売りが可能であるかを確認しなければなりません。
主に以下の2点が、確認すべき事項です。
・保証金が足りているか?
・信用売り残>信用買い残であるか?
信用売りの保証金:
株式取引法で、信用売りをするためには、保証金を証券会社に預けなければなりません。
多くの場合、30万円です。
さらに、現物株を買うために、それに必要な金額が必要です。
なお、信用売りにも保証金に応じた限度額(保証金額の3倍程度)がありますが、株主優待だけやる場合はあまり気にしなくてよいと思います。
例:12万円分の株の両建てを行なうのに必要な費用
○信用売りのための保証金:30万円
○現物株式購入のための金額:12万円
○手数料:315円(松井証券の場合)
計:42万315円
代用有価証券:
現物株式を購入した次の日、その株式は代用有価証券として、扱われます。
代用有価証券とは、いわば、株式などを現金の価値に置き換えて取り扱うという意味です。
ただし、100%額面と同じ金額というわけにはいかず、多くの場合、株価の70~80%(掛け目)の価値があるとして扱われます。
ですので、現物株式を購入するためには、その金額だけさらに必要だといいましたが、正しくは少し違います。
代用有価証券は、株式を購入した次の日に、保証金に充当されます。
結果、充当された保証金の分だけ、さらに追加で現物株を買うことができるようになります。
例:12万円の株式を買った次の日の買い付け余力
現物株式(代用有価証券)の株価:12万円
掛け目:80%
買い付け余力=12万円×0.80=9.6万円
→新たに、最大9.6万円分の株式購入が可能になる。
これを利用すると、少ない資金で、さらに多くの株主優待をゲットすることができます。
代用有価証券の扱いや掛け目の割合は、証券会社によって違いますので、各社のHPで確認すると確実です。
信用売り残・逆日歩:
信用売り(空売り)は、株を貸してくれる所がないとできません。
貸し出す株がないと、証券会社も貸すに貸せないのです。
もし、信用売りのための株がなくなると、証券会社は企業や個人から株を借りてきます。
貸す方も、タダでは貸しません。きっちり利子を取るルールになっています。
この利子を、逆日歩といいます。
逆日歩は、株を借りた人(=信用売りをした人)に請求されます。
逆日歩は高額です。
株主優待の価値を超えてしまうかもしれません。
そのため、逆日歩を取られないために、株の貸借状況を確認しておく必要があります。
信用売り残が少なければ、手を出さないのも選択肢のひとつです。
追証:
前述のように、代用有価証券の掛け目は80%程度です。
考えにくいことですが、株式の建玉を建てたあと、株価がとんでもなく暴落したとします。
すると、残りの20%の金額が大きくなって、保証金が足りなくなってしまうかもしれません。
その場合、保証金を追加で入金する必要があります。
これを追証といいます。
建玉を維持する期間が短ければ、このリスクは減ります。
また、追証を発生させないために、保証金には余裕をもたせましょう。
④株の現物買いと信用売りを両建てする。
権利確定日までに、株主優待をもらいたい企業の株を買っておきます。
同時に、前述の通り、信用売りもしておきます。
取引の方法:
取引の方法は“成り行き・寄り付き”です。
“成り行き”、つまり株式のそのときの相場で売買します。
さらに、“寄り付き”のオプションをつけます。
“寄り付き”とは、朝一に決まった価格で売買することです。
これは、“買い”と“売り”の価格を、厳密に同じにするためです。
・単純に、成り行き注文だと、価格がずれて、わずかですが損益がでることがあります。
・“指値”で注文すると、株価の変動によって、どちらか一方もしくは両方が約定しない可能性があります。
したがいまして、成り行き・寄り付きが確実です。
証券の取引時間が始まる前に、注文を出しておきます。
”買い”の注文と、”売り”の注文の2つです。
現物引渡し:
“買い”と“売り”の取引は同じ証券会社で行ないましょう。
これは、後で現物引渡しで決済するためです。
“現物引渡し”とは、信用売りの決済方法の一つです。
信用売りの決済では、空売りした株を買い取る必要があります。
この株の買取をする代わりに、現物株で相殺する決済の方法です。
この現物引渡しのいいところは、取引手数料がかからない所です。
別々の証券会社で売買すると、現物引渡しができず、決済で新たに手数料がかかります。
⑤権利落ち日を迎えた後に、決済する。
株式を保有したまま権利落ち日を迎えれば、建玉を決済して、また次の取引が可能になります。
権利落ち日:
権利落ち日は、多くの場合、月の末日です(そうでない企業もあります)。
この日を迎えると、晴れて株主優待の権利をゲットできます。
権利確定日を迎えて、翌日の権利落ち日になれば決済してかまいません。
決済の方法:
前述の通り、決済は“現物引渡し”で行ないます。
信用建玉の決済で、建玉を解消します。
例:取引の手順(松井証券の場合)
取引画面で
株式取引→信用返済→銘柄選択→取引区分:現渡
と進みます。
これで、次の日に建玉が現金に変わります。
逆日歩・貸株料:
決済すると、逆日歩と貸株料が算定されます。
貸株料は、たいしたことない金額です(数10円程度)。
逆日歩がついてしまった場合は、ここで初めて金額が確定します。
万が一、逆日歩がついたら、泣いてしまってかまいません。
以上の手順で、株主優待をゲットすることができました。
手元に届くのは、およそ3ヶ月~6ヶ月です。
wktkしながら待ちましょう。
以上、株主優待のタダ取りでした。
次回の記事では、株主優待のタダ取りに潜むリスクについてご紹介します。
→記事:株主優待のタダ取り(逆日歩で失敗編)
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by リンケージ 安田 (2012-10-28 20:03)