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電力会社の乗り換えはグラフを見て考える

電気会社の乗り換えを比較する.jpg

電気代単価から電気代を計算・グラフ化して、各社に乗り換えた場合のお得感をグラフにしてみました。

2016年から始まった電力自由化。民間企業が電力事業に参入することで、一般家庭でも旧公社の電力会社から契約の乗り換えができるようになりました。計算してみるとなかなかお得で、どんな家庭でも電気会社を乗り換えれば電気代の節約ができそうです。

そこで今回は電力会社毎に電気代をグラフにして、お得感を分析してみました。生活スタイルでケース分けしたおすすめの電気会社も紹介していこうと思います。

  1. 電力会社乗り換えの概要
  2. いくら得するのかグラフ化してみた
    • 電気代が決まる仕組み
  3. 使用量別で見るお得な電気会社
    • 1人暮らし
    • 2人暮らし
    • 家族3人以上
  4. おわりに

電力会社乗り換えの概要

最初に電力会社の乗り換えとはなんぞや?の説明から。2016年から電力自由化が解禁されました。これによって、従来の東京電力とか関西電力とかの旧国営公社だけでなく、一般の企業も電気の供給ができるようになったのです。

具体的には、ENEOSとか東京ガスなどのエネルギー会社や、楽天のような太陽光発電の事業を持っている会社が電力事業に参入しました。身近な所ではauやソフトバンクも電力事業を始めましたね。要は電力市場の価格競争が始まった訳で、各社が電気代の安さとサービスを競うようになりました。

一般家庭では、そうした新規参入の事業に契約を乗り換えることで毎月の電気代を節約することができるようになった訳です。工事や設備の購入は必要ありません。配電盤などの設備は従来のものをそのまま使うので。単純に新規の契約先に申し込むだけでOKな仕組みとなっています。

では、どこの会社に申し込めば電気代が安くなるのか?

各社の電気代を調べた所、どうも使用量が少ない一人暮らしでは会社の選び方を慎重にする必要があると分かりました。もっとも、使用量の多い場合は東京電力の電気代が高く、新規参入の会社であれば乗り換えさえすれば節約になるようです。そんな調査結果をグラフで見える化してみたというのが、今回の主旨です。

いくら得するのかグラフ化してみた

早速、グラフをお見せしましょう。手順として、まず最初に各社が公表している電力価格から電気代を算出してみました。そして東京電力との差額を計算し、節約できる毎月の金額を割り出した次第です。

以下は30A契約であると仮定して、毎月の使用量ごとに電気代の節約額を比較したものです。尚、管理人の把握していない電力会社に加え、記載した候補に比べてお得感がないと判断した選択肢は割愛しています。実際には、記載した会社以外にも新規参入の電力会社もあるにはあります。

電力会社の乗り換えは使用電力量で選ぶ.png

さて、このグラフから言えることは、以下の通りです。

  • 電気の使用量によっては乗り換え先をうまく選ぶ必要がある。
  • 300kWh以上使っていれば、電力会社を乗り換えるべき。
  • 要は一番お得な電力会社は月々の使用量(≒生活スタイル)によって異なる。

電気代が決まる仕組み

ここでちょっと、電気代の仕組みを復習してみましょう。実は先のグラフを作ることができるのは、毎月の電気代が決まる計算式があるためです。関東では一般家庭の場合、以下の計算式で電気代が決まります。

電気代=基本契約(アンペア数)+電気使用量(従量加算)+燃料費調整分+再生可能エネルギー賦課金

基本契約の料金は契約アンペア数で決まります。30Aだと840円で、40A、50Aと増えていくに連れて高くなります。新規参入の電力会社でも基本的に同じ仕組みになりますが、Looop電気のような例外もあります(後述)。

電気使用量に比例して電気代が増えるのが従量加算の部分です。電気代単価に比例して電気代が増える訳ですが、往々にして使用量が多いほど電気代単価も上がる仕組みになっています。同時に各社が価格を差別化するのもこの単価の部分で、会社によっては使用量が多いほどお得になるような金額設定がされているケースも存在します。

?電力会社
電気使用量東京電力ENEOSでんき
120kWh以下19.5219.52
121kWh以上300kWh以下26.0023.26
301kWh以上30.0225.75

尚、燃料費調整分と再生可能エネルギー賦課金という項目もあります。これらはそれぞれ、発電するための燃料代と太陽光発電などの再生可能エネルギーの料金を利用者が負担する仕組みです。実のところ、ここら辺は各社で明確な情報が揃いませんでした。今回の計算では割愛し、飽くまで目安としてご利用ください。

使用量別で見るお得な電気会社

話が逸れましたが、お得な電気会社の選び方に戻りましょう。先に示した通り、使用量によってお得な電力会社というのは異なります。そこで生活スタイル別に見て、お得感の高そうな電力会社も比較してみましょう。1人暮らし、2人暮らし、3人以上という分け方をしたいと思います。

世帯人数と各家庭で使う毎月の電気の量は、おおよそ以下の表のようになります。参考にしてみてください。

家族構成1人暮らし2人暮らし3人以上
電気使用量の目安~200kWh200~400kWh300kWh~

1人暮らし

1人暮らしの電気代は、多くとも毎月200kWh程度でしょう。残業や外出の多い方なら100kWhすら超えないかも知れません。これを鑑みて、先ほどのグラフを見直してみましょう。200kWh以下に範囲を絞りました。

200kWh以下ではLooop電気がお得.png

電気代が小額である場合、お得感が高い電力会社は「auでんき」でしょうか。使用量が少ない範囲の電力単価を安く設定している点が特徴です。さらには各社の携帯電話を契約しているのであれば、ポイント還元のサービスも提供しています。おそらく若者層にターゲットを絞ってサービスを提供しているのでしょう。

電気使用量が少ない場合、もう一つの選択肢として「Looopでんき」があります。同社の特徴は基本料金を0円に設定している所です。単純に電気使用量に比例して、電気代が上がる仕組みです。電気代単価は高いのですが、200kWh以下であれば基本料金が掛からないことが幸いして、基本料金のある東京電力よりも安くなる設定になっています。

Looopでんきはハピタスでお得に.png

何気にLooopでんきはハピタスの広告案件になっています。還元額は1000円。解約手数料が掛からないので、試してみる価値はあるかと思います。

余談ですが「ソフトバンクでんき」はごく限られたケースに限り、お得な選択肢になります。そのケースとは「携帯契約と自宅のネット契約の両方でソフトバンクを使っている」場合です。その場合、携帯電話の利用料が2,000円/人の割引になるので、強力な候補となります。

ソフトバンク光とソフトバンク電気のセット割.png

荒業を使う覚悟があれば、節約のために家庭のインフラすべてをソフトバンクで賄うという選択肢もあります。ハピタスでは携帯・ソフトバンク光・ソフトバンクでんきの3つすべてに広告が用意されています。ご活用ください。

2人暮らし

二人暮らしの場合、毎月の電気使用量目安は200kWh~400kWh程度でしょうか。ここら辺の範囲は日中に家にいるかどうかで変わってきます。例えば共働きで日中は家に誰もいなければ、一人暮らしと電気代はあまり変わりません。ただし、夏冬のエアコン代が掛かる時期は電気代も跳ね上がる傾向にあるので多めに見積もっておきましょう。

2人暮らしならENEOS電気がお得.png

2人暮らしの場合、汎用性のある選択肢としてENEOSでんきが挙がってきます。よっぽど家を空けない限りは200kWhを下回ることはないでしょうし、仮に下回ったとしてもせいぜい2~300円割高になるだけです。夏冬のエアコンシーズンを考えれば、1年通じてトータルプラスになると思います。

ENEOSでんきはハピタスでお得.png

実は、ENEOSでんきはハピタスの広告案件になっています。還元額は3月の現在で2700円。他の選択肢と迷った場合、とりあえずキャッシュバックを選んでおくと損がありません。

家族3人以上

家族の人数が3人以上となると、もうこれは各家庭の使い方によるとしか言いようがありません。おそらくは最低でも300kWhは使っていて、さらに子供がいると電気代が跳ね上がります。我が家の場合、嫁さんが専業主婦で日中は子供と家にいます。結果、毎月の電気使用量は500kWh以上を記録しています。

3人家族ならENEOS電気がお得.png

我が家のように極端に使用量が多い場合、やはりお得感のあるのはENEOS電気です。使えば使うほど、東京電力との差額が広がります。500kWh使うとすれば、計算上では毎月1200円位の電気代節約になります。

ENEOSでんきはハピタスでお得.png

尚、もう一つの選択肢として、東京ガスの「ずっとも電気1」という選択肢もあります。もちろん東京ガスを使っていなくても契約できるのですが、その場合はガス代とのセット割が使えません。都心でもプロパンガスを使う建物は多々あるので、限られた世帯の選択肢と考えて良さそうです。

おわりに

今回は管理人の住む東京電力の管轄地域で電力会社を比較してみました。ただ、他の地域で劇的な差があるかというとそうでもなく、なんだかんだで旧国営企業はいずれの会社も料金テーブルが高い傾向にあります。例として、東京電力、中部電力、関西電力の電力単価とENEOSでんきを比較してみました。

電気使用量東京電力中部電力関西電力ENEOSでんき
120kWhまで19.5220.6822.8320.76
120~300kWh26.0025.0829.2623.26
300kWh以上30.0227.9733.3225.75

ご覧の通り、120kWhを超える使用量では「ENEOSでんき」に軍配が上がります。やはり新規参入企業のやる気は高いですね。旧国営企業は原発問題と併せて、早急に価格の見直しに動いてもらいたいものですね。

電力契約の乗り換えもハピタスがお得です。
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