転職成功のために理由が必要な理由
今回は、転職活動の第一歩として転職理由の考え方についてご紹介します。
転職したいと思うからには理由があり、その理由は転職活動の様々な場面で問われます。 その問いに明確に答えられないと、転職活動の先行きは困難になります。
ここでは、管理人の事例を交えて、転職理由の考え方・導き出し方を書いていこうと思います。
- あなたの辞めたい理由は何ですか?
- 面接官が転職理由を聞く理由
- 退職の理由を志望動機にする
- いまの不満を掘り下げて考える
あなたの辞めたい理由は何ですか?
早速ですが、このページを読んでいる方に質問です。
「あなたが会社を辞めたい理由は何ですか?」
この質問はかなり重要なファクターです。 この質問に答えることができるかどうかで、転職活動の8割は決まるといっても良いでしょう。
- 残業が多すぎて辛いから
- 仕事が肌に合わない
- 会社の文化が合わない
- 上司と反りが合わない
- 給料が安すぎる
会社を辞めたい理由は人それぞれです。 そして、人が100人いれば100の真実があり、どの辞めたい理由が正しいなんて答えはありません。 私は、どれも会社を辞めるべき理由になり得ると思います。
ただ、転職活動には一つのハードルがあります。 面接です。
面接では、相手先企業に自分の考えをうまく伝えねばなりません。 うまく伝えられなければ、採用は見送りです。 中途入社の転職の場合、新卒時にはなかった「なぜ会社を辞めるのか?」という質問をクリアしなければならないのです。
面接官が転職理由を聞く理由
繰り返しになりますが、会社を辞めて転職するには、その理由を面接で納得してもらう必要性があります。 それには、大きな理由があります。
採用企業は、応募者がまた同じ理由で辞められることを何よりも心配しているからです。
多くの場合、企業は採用活動にある程度の費用をかけます。 募集者を募る広告には広告費が掛かりますし、面接をするには時間も人手も必要です。
そのような手間とお金をかけて採用活動する時、採用企業が心配するのは元手をパーにしてしまうことです。 それは応募者の早期退職という形で起こりえます。 すぐに辞められてしまうと、採用に掛けた費用も時間もパーです。 健全な企業であれば、まずこの点を第一に心配します。 (余談ですが、採用活動に時間も費用も掛けない会社もあります。 それはいわゆるブラック企業かもしれません。 面接も何もなく、簡単に採用したいと言う企業は疑ってかかるべきでしょう。)
そのような訳で、中途採用の面接を受ける場合は、真っ当な理由、面接官が納得する程度の理由を考える必要があるのです。
退職の理由を志望動機にする
さて、 かく言うものの、面接の場で本心をストレートに伝える必要はありません。 「残業が嫌だから」「上司とケンカしたので」と言えば、そりゃどこの企業も嫌がります。
逆に言えば、以下の条件さえ満たしていれば、転職の理由として企業に受け入れてもらうことができます。
転職の理由として満たすべき条件:
「いまの会社を辞める理由が転職先には当てはまらないこと」
私の例を出してみましょう。
私の場合、今回の転職の理由は「開発の仕事を続けたいから転職したい」というものでした。 その背景には、現在の企業と転職先の間で二つの異なる状況があります。
- 現在の勤め先は業績が悪く仕事が減る
- 応募先企業は好調で人手不足
上記の通り、2社の間には明らかな違いがあります。
私がいまの会社を辞めたい理由が「仕事がないこと」であり、応募先企業に入りたい理由が「仕事があるから」なのです。 つまり、「退職理由=志望動機」の関係が成り立っているのです。 これならば、同じ理由ですぐに転職先を辞めることはありません。
結果として、面接でも納得してもらえたのです。
いまの不満を掘り下げて考える
以上の通り、転職の理由は転職活動でかなり大きなウエイトを占めます。 しかし、誰しも適切な転職の理由を持っているとは限りません。 かく言う私も、面接でかなりおかしな転職理由を持ち出したことがあります。 その面接は当然落ちた訳です。
面接で述べる転職の理由は、作るべきもの・考えるべき事柄なのです。 「残業が多い」「上司が嫌い」は単なる不満です。 それを納得してもらう理由に置き換える作業が必要なのです。
その作業には、ひとつのポイントがあります。 それは、いまの不満を掘り下げて考えることです。
私の場合、ぶっちゃけて言ってしまうと退職理由は「給料が安いから」です。 では、なぜ給料が安いのでしょうか?
それは、会社が扱っている製品が一般化し、価格競争にさらされ、利益が薄いからです。 さらに、利益が出ないため開発費も出ず、顧客に訴求できる商品を作れません。 それゆえ、さらにシェア争いに勝てず、売り上げが悪化するという悪循環に会社が陥っています。
このような背景の中から、開発費が削られているという部分だけ抜き出し、転職理由として面接で述べました。 結果、応募先企業にも納得してもらい、無事、内定を貰いました。 このように、不満も掘り下げて考えると何が問題なのかが明らかになり、そして会社を辞めるだけの十分な理由になる事柄を見つけることができます。
以上、転職の理由を考える必要性から方法論までを紹介してみました。
転職の理由を考えるのは、何も面接を通過することが目的ではありません。 内定を貰うことは手段であって、目的ではないのです。 最終的目的は、現業の不満を解消し、自分や家族を幸せにすることです。
ただ、そのためにも自分の現状を整理することは重要です。 会社を辞めたいと思うからには、それ相応の理由があるはずです。 それを一つ一つ掘り下げて、自分も人も納得するほどの理由を考え出すことが転職成功への近道です。
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