[増やす~株式ノウハウ]
CFDを利用した株式取引|お金の貯め方を考えるブログ
本日は、2013年1月17日です。
本年、1/4より、株式の信用取引のルールが改正されました。
証拠金の同日中の再利用が可能、利益の補充が即時反映されるなど、より信用取引が使い勝手のよいものになりました。
しかし、実は、そのようなことは、法改正の前より可能でした。
具体的には、CFDを利用する方法です。
今回は、CFDを利用した株式信用取引について、ご紹介したいと思います。
1.CFDとは
CFDとは、Contract for Differenceの略です。
日本語に訳すと、差金決済取引と呼ばれます。
対象となる商品の売買によって、差益を狙っていく売買取引を指します。
ざっくり言えば、FXを株や株価指数商品にまで対象を広げたものです。
(正確には、FXもCFDの一種です)
ただ、その対象商品は、為替、国内株式に限らず、日経225指数や外国株式指数(ダウなど)にまで、広く及びます。
このCFDの良い点は、まず一つに、幅広い商品の売買を扱うことができる点です。
一つの取扱業者で口座開設さえすれば、株式指数から、為替、金や油といった幅広い商品の取引ができるようになります。
当然、個別の株式銘柄を扱っている取扱業者もあります。
個人的には、DMM.com証券がお手軽だと思います。
FXと株式も扱っているので、汎用性があります。
2.株式取引でCFDを利用するメリット
さて、このCFDを利用すると、株式売買方法のバリエーションが広がります。
簡単に、CFDの応用例をご紹介しましょう。
①レバレッジを聞かせた信用売買
現在、国内の証券会社で信用売買をするためには、最低でも保証金30万円が必要です。
そして、そのレバレッジはおおよそ3倍です。
30万円の最低保証金に対し、およそ90万円までの信用売買が可能な訳です。
CFDの場合は、もう少し高いレバレッジをかけることができます。
おおよそ、レバレッジ5倍まで可能です。
なおかつ、最低保証金も少なくて済みます。
銘柄にもよりますが、おおよそ5万円以内で株式銘柄の取引が可能です。
これを利用すると、少ない資金で株の信用売買と同様の取引をすることができます。
例:トヨタ自動車の株を買う場合
株価:4265円(2013.1.14終値)
一単元:100株
○株の現物取引である場合
⇒426,500円必要(レバレッジ1倍)
○株の信用取引をする場合
⇒保証金300,000円必要(レバレッジ約3倍)
○CFDで株式銘柄を取引する場合
⇒0.1単元=42650円分から取引が可能。
さらにレバレッジ5倍で、42650÷5=8530円あれば取引可能。
全く、必要な金額が違うのが分かりますか?
このように、CFDでは少額から株式取引が可能です。
②CFDを利用した両建て
以前書いた株主優待のタダ取りの記事では、信用売りによる両建ての方法をご紹介しました。
CFD取引では、売り建ても可能です。
そのため、CFDに扱いのある銘柄であれば、株式で買い建て、CFDで売り建てによるヘッジが可能です。
これを応用すれば、CFDを使って株主優待のタダ取りなども可能です。
CFDを使う特別なメリットは、その銘柄が売り禁になった場合です。
例えば、企業が立会い外分売を実施する場合は、証券会社がその銘柄を売り禁にする場合が多々あります。
売り禁になると、通常の株式市場では、売り建てができません。
しかし、そのような場合でも、CFDでは株式相場の状況に関係なく売り建てができるのです。
もっとも、国内全ての銘柄を扱っている訳ではないので、対象銘柄は限られます。
③CFDを利用した節税
株式取引で利益を得ると、株式譲渡税と地方税が取られます。
これは、金額に関係なく、“株式譲渡に伴う税金”として、利益が出るたびに一律に課税されます。
一方で、CFDの利益は雑所得に分類されます。
つまり、株式の譲渡益とは別の分類がされているのです。
ポイントは、雑所得が年間の利益が20万円までなら、確定申告不用、課税なしである点です。
これを利用すると、年間20万円までは、課税なしの枠を設けることができます。
20万円×10%で、年間2万円の節税です。
もっとも、20万円を上回れば確定申告が必要です。
その点、FXをやっている方は、要注意です。
FXの利益も雑所得なので、CFDの利益と損益通算されます。
以上、CFDを利用した株式取引のノウハウでした。
メインに使う方法ではないにしろ、そんな方法もあったと頭に入れておくといいことがあるかもしれません。
私も、何か面白い使い方ができないものかと、機会のあるごとに考えています。
とりあえずでも、口座開設だけしてみてはいかがでしょうか。
CFDなら、GMOクリック証券なども扱っています。
口座開設するなら、ポイントサイト経由で是非キャッシュバックをもらいましょう。
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本年、1/4より、株式の信用取引のルールが改正されました。
証拠金の同日中の再利用が可能、利益の補充が即時反映されるなど、より信用取引が使い勝手のよいものになりました。
しかし、実は、そのようなことは、法改正の前より可能でした。
具体的には、CFDを利用する方法です。
今回は、CFDを利用した株式信用取引について、ご紹介したいと思います。
1.CFDとは
CFDとは、Contract for Differenceの略です。
日本語に訳すと、差金決済取引と呼ばれます。
対象となる商品の売買によって、差益を狙っていく売買取引を指します。
ざっくり言えば、FXを株や株価指数商品にまで対象を広げたものです。
(正確には、FXもCFDの一種です)
ただ、その対象商品は、為替、国内株式に限らず、日経225指数や外国株式指数(ダウなど)にまで、広く及びます。
このCFDの良い点は、まず一つに、幅広い商品の売買を扱うことができる点です。
一つの取扱業者で口座開設さえすれば、株式指数から、為替、金や油といった幅広い商品の取引ができるようになります。
当然、個別の株式銘柄を扱っている取扱業者もあります。
個人的には、DMM.com証券がお手軽だと思います。
FXと株式も扱っているので、汎用性があります。
2.株式取引でCFDを利用するメリット
さて、このCFDを利用すると、株式売買方法のバリエーションが広がります。
簡単に、CFDの応用例をご紹介しましょう。
①レバレッジを聞かせた信用売買
現在、国内の証券会社で信用売買をするためには、最低でも保証金30万円が必要です。
そして、そのレバレッジはおおよそ3倍です。
30万円の最低保証金に対し、およそ90万円までの信用売買が可能な訳です。
CFDの場合は、もう少し高いレバレッジをかけることができます。
おおよそ、レバレッジ5倍まで可能です。
なおかつ、最低保証金も少なくて済みます。
銘柄にもよりますが、おおよそ5万円以内で株式銘柄の取引が可能です。
これを利用すると、少ない資金で株の信用売買と同様の取引をすることができます。
例:トヨタ自動車の株を買う場合
株価:4265円(2013.1.14終値)
一単元:100株
○株の現物取引である場合
⇒426,500円必要(レバレッジ1倍)
○株の信用取引をする場合
⇒保証金300,000円必要(レバレッジ約3倍)
○CFDで株式銘柄を取引する場合
⇒0.1単元=42650円分から取引が可能。
さらにレバレッジ5倍で、42650÷5=8530円あれば取引可能。
全く、必要な金額が違うのが分かりますか?
このように、CFDでは少額から株式取引が可能です。
②CFDを利用した両建て
以前書いた株主優待のタダ取りの記事では、信用売りによる両建ての方法をご紹介しました。
CFD取引では、売り建ても可能です。
そのため、CFDに扱いのある銘柄であれば、株式で買い建て、CFDで売り建てによるヘッジが可能です。
これを応用すれば、CFDを使って株主優待のタダ取りなども可能です。
CFDを使う特別なメリットは、その銘柄が売り禁になった場合です。
例えば、企業が立会い外分売を実施する場合は、証券会社がその銘柄を売り禁にする場合が多々あります。
売り禁になると、通常の株式市場では、売り建てができません。
しかし、そのような場合でも、CFDでは株式相場の状況に関係なく売り建てができるのです。
もっとも、国内全ての銘柄を扱っている訳ではないので、対象銘柄は限られます。
③CFDを利用した節税
株式取引で利益を得ると、株式譲渡税と地方税が取られます。
これは、金額に関係なく、“株式譲渡に伴う税金”として、利益が出るたびに一律に課税されます。
一方で、CFDの利益は雑所得に分類されます。
つまり、株式の譲渡益とは別の分類がされているのです。
ポイントは、雑所得が年間の利益が20万円までなら、確定申告不用、課税なしである点です。
これを利用すると、年間20万円までは、課税なしの枠を設けることができます。
20万円×10%で、年間2万円の節税です。
もっとも、20万円を上回れば確定申告が必要です。
その点、FXをやっている方は、要注意です。
FXの利益も雑所得なので、CFDの利益と損益通算されます。
以上、CFDを利用した株式取引のノウハウでした。
メインに使う方法ではないにしろ、そんな方法もあったと頭に入れておくといいことがあるかもしれません。
私も、何か面白い使い方ができないものかと、機会のあるごとに考えています。
とりあえずでも、口座開設だけしてみてはいかがでしょうか。
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